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代表メッセージ

「これは俺の仕事だ」――物心ついてすぐに志した大工の道


小学校に上がる前、実家の家を建て直すことになりました。
その棟上げの様子を今でもよく覚えています。そのときに「大工」という仕事を知りました。
「かっこいいな」というよりも「これは俺の仕事だ」と、不思議とそう感じたんです。

早く大工になりたくて、中学を卒業してすぐにこの道に入りました。
大工の世界では3年間で弟子上がりができます。高校の3年間でどれだけのことができるかと思うと、もったいないと思っていたのもありました。3年の間に、出来る限りのことを覚えてやろうと、そういう気持ちで大工の世界に一歩足を踏み出しました。

日給500円、無我夢中で大工の仕事を覚えました。

早く一人前になりたいと思っていても、弟子の間は仕事なんか任せてもらえません。職人の世界というのは向こうからは何も教えてくれないんです。だから兄弟子が帰った後に残って、彼らがどういう仕事をしていたのかを研究して、わからないことは何でも聞いて自力で食らいついていきました。当然、上の人間から嫌われるようであってもいけません。人付き合いを学んで、兄弟子の仕事を目で盗んで…そういう努力の3年間を過ごしていました。

当時の日給は1日500円。毎日働いて30日で1万5千円です。住み込みだったので、家賃や食費なんかでそこから9千円を支払っていました。でもお金はほとんど使わないから、苦しいと感じたこともなかったんですね。 3年間働いて弟子上がりしたあとは1~2年丁稚奉公していました。今はこういうシステムはないでしょうけれど、昔は御礼の奉公があったんですね。会社を出るつもりは元々なかったんです。10年は働いて、技術を全て自分のものにしてから出て行きたかった。その後、結婚を機に独立をしました。これが26歳のときです。

独立しても、最初からはうまくいきません。仕事が無いので手間請け(※)をしていました。それを10年くらい続けていましたが、ハウスメーカーや工務店が自社で仕事がさばけてしまうようになると、私たちのところにまで仕事が回ってこないんです。このまま続けていたら、先が無いなと思いました。苦しい判断でしたが、手間請けはやらないことに決めて、38歳のときに会社を起こしました。

※…手間請け:ハウスメーカーや工務店から、現場毎で契約をして仕事をする大工のこと。

もう会社を畳んでしまおう――苦境の中で誕生した「カナエホーム」

実は私が43歳のとき、もう会社を畳んでしまおうかと思うほどに仕事がなく、どうしようもない状況まで追い込まれていました。

そのころ、一通のFAXが届きました。標準仕様を導入してみないかという、建築コンサルティング会社からのFAXです。

当時うちには標準仕様がなかったので、一つ一つ装備を決めて、設計をして、見積りを出して、という作業にずいぶん時間がかかっていました。

これでは他社に比べると見積りの提示が遅すぎるため、お客様をお待たせするばかりではなく、チャンスも逃してしまう。標準仕様を取り入れると、効率がアップすることもわかっていました。けれど、中々踏み出せずにいたんです。

システムを導入してから見学会をきっかけに、少しずつご契約をいただけるようになりました。

意を決してシステムを取り入れたときの費用は、一千万以上かかりました。
もう、賭けというか、自分が努力していくしかないと思いましたね。
システムもお金を払えば終わりというものではなく、地域の単価に合わせて
自分たちでひとつずつ入力して作り上げていかないといけないもので、完成までに一ヶ月以上かかりました。

苦労の末、出来上がった標準仕様で見学会を開くことになり、
それをきっかけに、少しずつご契約を頂けるようになりました。
費用の話をお客様にきちんとできるようになったことは大きいです。
ざっくりとした坪単価いくらですよ、ではなく、これとこれが揃っていていくらですよ、
という明確な金額のお話が、標準仕様を取り入れることで可能になり、見積りを出すスピードも上がりました。

リーマンショックや増税の影響で若干数が減ることもありましたが、10年以上の間、年10棟を建てさせて頂きました。そのころに「カナエホーム」という名前を妻がつけてくれました。

「カナエ」は娘の名前というのもあるんですが、あなたの夢を叶える、という意味の「カナエホーム」です。妻のひらめきで生まれた名前ですが、私たちの想いが込められた、良い名前だと思っています。

「カナエホーム」の想い

小さい頃喘息持ちだった経験から自然素材を選ぶのは必然のことでした。

子育て世代を応援する家、そして自然素材や木をふんだんに取り入れた家、というのがカナエホームの理念です。

自然素材を大事にしようと決めたのは、私自身が小さいころにひどい喘息で辛い想いをしてきていた、という経験をしていることが一番大きな理由です。苦しくて眠れない夜も何度も過ごしてきました。こういう想いをしているお客様をなくしていかなければならない、と。そうなると根本的に自然素材が必要になってきます。

敏感な体質の人は、家に入るだけで身体がもう家を受け付けなくなるんですね。「あそこの見学会に行ったけれど、だめだった」と言う話もよく聞きます。体が拒絶反応を起こしてしまう。それをなくしていくためにも、これからも自然素材は大切にしていきたいと思っています。

若い世代に合わせて変わるところと、
変わらず残していきたい部分とあります。

カナエホームのお客様は、三十代の若いお客様、私とは親子ほど歳が離れているお客様が少なくありません。

私が年上すぎて「社長にはちょっと話しづらい」とか「何か違うな」と感じても伝えられないということもあると思います。
そんなときには、同世代の佐保井と話をして、お客様のほうから活発な意見を出して頂ければと思います。

私が退いて世代交代した後、少しずつカナエホームは変わっていくでしょう。それでもきっと根本的なものは変わらないとは思うし、残して欲しいと思っている部分もあります。でも、若い人の中で、デザインなんかは変わっていくでしょうね。それはそれで、いいことだと思います。

「自分はこの仕事をやらなければならない」と信じて大工の世界に飛び込んでから50年。カナエホームが生まれてからは20年になります。今のお客様にお喜び頂けるお仕事ができれば、また次のお客様に出会えるという想いで、これからもカナエホームは成長を続けていきます。

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